"もちろん、医師だけがワルモノというわけではない。患者さん自身が耐性菌をつくってしまう原因になることもある。
STDの治療中にはいくつかの「すべからず」がある。そのひとつは「服薬期間中はアルコールを飲むべからず」。禁酒をすすめるのは治療薬の副作用が出やすくなることも理由のひとつだが、それだけではない。アルコールには治療薬の血中濃度を下げる作用がある。これが問題なのだ。
抗生物質は一定の血中濃度を保つことで、初めて病原体を駆逐する効果が発揮される。服用した薬の血中濃度が有効血中濃度以下になる前に、次の薬を服用する。こうして一定の血中濃度を維持し続けることが重要なのだ。
アルコールが入ると、抗生物質はあるが、有効血中濃度には届かないという状態をつくることになる。こうした「生かさず殺さず」の状態が続くときに、最も耐性菌が生まれやすい。
STDに多い「複合感染」
STDの症状チェックをしていて、「あれ?もヘルペスにもあてはまる…」なんて思った人はいませんか。じつは、STDに感染している人は1種類だけでなく、複数の病気に感染している可能性が高いのです。たとえば、クラミジアをもっていたら淋病も、ヘルペスも、もしかしたらHIVもクラミジアに
もっているかもしれません。
考えてみれば、クラミジアにかかっているから、淋病にかからないということはないわけで、感染のリスクが高い性行動をしていれば、いろいろな病気をもらってしまうのは当然の結果なのです。この「複合感染」を避けるためにも、リスクを避けて安全なセックスを心がけ、しっかり予防することが必要です。"
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